4月に入って以降、新しい生活における近況を報告したいと思います。
講義の準備と学生との果てしない議論から解放されて、今はまずは「電磁気学」の教科書を書くことで予想を超えた忙しさになっています。プレアデス出版の麻畑さんから電磁気の講義ノートを本にしたいとのお話があって以来、すでに半年過ぎたわけですが、ほぼ全面的に書き直す作業をしています。特に第1章を「電磁気学の風景画」として30ページ弱の紙面をさいて、様々な現象を解説する事にしました。初年度生から研究者 までをターゲットにして書いています。電磁気のイメージを一変するよう、しかしわかり易い本にするべく、また多くの人が興味をもてるよう工夫に工夫を重ねています。乞うご期待。
先日、錦糸町のハローワークに行き、登録して来ました。大学生ではなく、その前(高校生・予備校生)またはその後(企業人・教員)の人達に教える事が今は一つの目標となっています。特に企業で働いている人達(特に技術者)に物理学の講義をして、考え方の基礎を伝達する事はかなり重要であると考えています。ハローワークではそこで働いている女性陣が予想を超えて感じのよい人達で、内心、吃驚しました。しばらく前には葛飾区の法務局の女性が非常に有能で知的な人なのに驚いたものですが、これから見ても、日本の働き手の女性達には豊かな人材が溢れている様だと感心している次第です。