原発問題の解説 (2011年4月)
2011年4月12日の解析力学の講義の途中で、地震速報の携帯が多数鳴ってしまった事でもあり、後半の30分間は原発事故に関する問題を解説しました。その後、学生の要望に応えるため、原子力発電に関する知識として物理学で重要と思われる原子核分裂について解説したものを載せておきました。
最初は1−2週間でこのページを削除するつもりでしたが、学部生以外の関心が予想以上に強くて、これまで削除はしないでホームページに載せたままにしていました。しかし、これは解析力学とは無関係であり、そのため場所を移動しました。しかし、もうしばらくはこのページの削除はしないでおきます。
依然として、福島原発問題はマスコミをにぎわしています。しかし、放射能の問題はあまり根拠のない議論が横行しすぎです。もっと測定を強化して、もしある場所全域で放射能が何日間も高かったとしたら、その原因をはっきりさせるべきです。いずれにしても、原発・反原発の立場は別にして、原子力発電の安全性を如何にしたら高められるかを真剣に研究し議論する事が最も重要な事です。それは、原発事故はその影響が甚大すぎて「想定外」では済まされないからです。