現場復帰を願う : 「大相撲(貴乃花氏)と俳優(成宮氏)」
[大相撲] ： 貴乃花親方の現場復帰は可能か？ (２０２１年２月)
☆ 貴乃花氏 ：
自分は小さいころから大相撲が大好きで、特に栃錦・若乃花の「栃若時代」では熱狂的に応援をしたものです。その頃からずっと大相撲は常に気になっていて、今でも良くテレビでは観戦しています。そして現在、元貴乃花親方は大相撲界から姿を消しています。貴乃花氏の相撲は常に職人的な技術があって非常に面白いものでした。尤も、これはここで議論する必要はないものですね。そして親方になってからのその指導は非常に優れていたと思います。学問の世界でも「学問ができる事」と「後輩を指導できる事」の両方の才能を持っている人は極めて少数です。恐らくは大相撲の世界でも同じことが言えるものと思います。
☆ 貴乃花氏が大相撲にいない？ ：
現在、貴乃花氏は大相撲界にはいません。その理由は自分には良くわかりません。しかしこれは非常に残念な事です。彼としてはその才能をしっかりと発揮して大相撲界に貢献する事が絶対に必要なことです。どのような事情があるにせよ、出来るだけ早い段階で大相撲界に復帰するべきだと思われます。そしてそれは大相撲関係者のみならず、他の人達もその復帰を応援する必要があると考えています。
[俳優] ： 成宮氏の現場復帰は可能か？ (２０２１年２月)
☆ 成宮 寛貴氏 ：
映画やテレビでの俳優業も大変な世界であろうと感じています。しかしここでもやはり職人的な技術が非常に大切であることは学問の世界と共通していますね。その中で、成宮氏は役者としては天才的な才能を持っていると思われます。例えば話し方を取っても、間の取り方など非常に上手であると思います。尤も、この話し方に関しては、NHKの森田さんという女性アナウンサーが他者を寄せ付けない語りのうまさを持っています。このレベルだと単純に間の取り方だけでは表現できないものがあるように感じています。
☆ 劇の演技力 ：
その意味では成宮氏の演技力はやはり群を抜いて上手だと思います。しかしさらに大切な事は、演技のうまさだけではなく、彼には何とも言えない魅力があったと言う事です。これはなかなか探しても見当たらない才能であろうと思われます。例として、石原裕次郎は飛び抜けて人としての魅力があったものと思われます。但し、彼の場合は、演技力はとても上手とは言えないものでしたが・・・。成宮氏がいかなる事情によって、役者を辞めたのか自分にはわかりません。しかしながら、やはりこれだけの才能がある場合、役者に復帰するべきであろうと考えています。
まるで物理学とは無関係のお話を書いてしまい、これは卒業生諸君にも少し不快な感じを持たれてしまう可能性がありますね。しかしながら、自分も大学から半ば追放された身として、上記のお二人の現場復帰を願わざるを得ません。お二人ともまだかなり若いようですし、うまく復帰できて、そしてさらに精進を積み重ねて行けば、その分野で大きな貢献をするものと確信しているものです。
二人と言えば、「よろず物理研究所」の２人の若手研究者が YouTube に基礎的な物理の解説動画を載せてから１年ちょっとが経ちました。驚くべき事に「散乱理論」を解説した動画を視聴する人が予想以上に多いようです。散乱理論は物理学科の大学院生のうちでも、理論物理を相当、しっかり勉強している院生がやっと理解できるほどの難しさを持っています。現在、この散乱理論の講義ができる物理学の教授は極めて少数です。あの解説動画のレベルの講義ができる現役の教授を探そうと努力しても、東京の大学では恐らく、ほぼ全滅に近いものと考えられます。
その様に難しい散乱理論に多くの人達が興味を示していると言う事実は物理屋としては本当に嬉しいものですね。
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